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三宅島豆知識

島名の由来

三島大明神縁起によれば、島の形が家を三つ並べた姿に
見えるところから「三宅島」と命名されたとか。
また、多治比真人三宅麻呂[たじひのまびとみやけまろ]
が、島に配流されたことから三宅島の名称がついたとも。
古来から噴火の多いため焼島と呼ばれ、神の創った島故、
「御焼島」と敬称で呼ばれるようになった。
御焼島[おんやけのしま]を御焼島ミヤケジマと読み替える
こともできる。
どれも定かではないにしろ「なるほど」と思う。
個人的には呼び方は「御焼島」から、字体は「焼島」では
体裁が悪いので三宅麻呂から当てたのではないかと思う。

 

 

 


蛇の棲まない島

不思議なことに三宅島には蛇がいない。
昔話によれば事代主命(三島大明神)が島にやってきた
悪い大蛇を退治した際に、大蛇を三つに刻み頭を切ると
うなりを生じて八丈島に飛び、やたらに噛みつく
マムシとなり、胴体を切ると御蔵に飛び青大将となり、
尾は新島方面に飛び細長い縞蛇に生まれ変わった。
三宅には一種類のトカゲがいるが、大蛇を切った際に
落ちたウロコであるという。
よくできた話で「なるほど」とまた思ってしまう。
誰かが蛇を島に放してみたという話も聞いたが、
それでもいなくなってしまうらしい。
島に生息できない何か理由があるのだろうが解明
されていない。
ちなみにトカゲも見かけない。昔はそこらじゅうに
いたらしいが、イタチを放したせいでエサとなって
しまったらしい。

・・・と「蛇はいない」とWebにもアップしていたのだが、別件で三宅史を調べていると、
昭和12,3年ごろ、学校の教材として移入したものが逃げ出し、全島に進出したとある。
この蛇は体長40cmぐらいの小さな蛇で、毒は無く「ヒバカリ」というらしい。
しかし今は、ほとんど見ることは無い(当然管理人も見たことが無い)。
ちなみにトカゲを島では「カマジッコ」と呼ぶ。

島に来て「ヒバカリ」と「カマジッコ」を探すのも面白いかもしれない。



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